歯周病対策の犬の餌
犬にとって歯は命といっても過言ではありません。もともと肉食動物なので、肉をかみ切るための鋭い歯を持っております。
そんなワンちゃんが、もし歯周病になってしまったら大変なことになります。
犬はもちろん自ら歯磨きをすることはありませんので、飼い主さんが気を付けてあげる必要があります。そして対策の一つとして、犬の餌による歯周病予防があります。
年齢を重ねるごとに歯周病のリスクが高くなるので犬の餌選びは重要です
なかなか気付きにくいのですが、犬も人間と同様に歯が悪くなることがあります。
特に人間が食べているような食べ物を与えている場合、その可能性が高くなるのです。
ただ、そこまで発生率が高いわけではありません。幼少期で1%未満、成犬で2%程度です。10歳以上のシニア犬でも、3%程度なので、ほとんどの犬が歯周病になることはないでしょう。
しかし気になるのが、数ある病気の中でかかる可能性が高いということです。
興味深いデータがあるのですが、犬と猫の手術費用請求のうち、歯周病に関するものが20%近くにもなりました。
それも、年齢が高い犬ほど、手術する割合が高くなります。全体的にはそこまで頻繁に起こるものではありませんが、やはり飼い主さんは気にしておかなければならないということです。
犬の餌選びで歯周病を予防するには
歯周病を予防するには、いくつか気を付けなければならない点があります。
口内で起きるものなので、普段から清潔にすることを心がけましょう。歯磨き用のガムを使ったり、おもちゃを与える方法もあります。
飼い主さんが、毎食後に、歯磨きをしてあげるというのも方法の一つです。でも犬によっては歯磨きを嫌がる場合もあるため、なかなか難しいでしょう。
そこでおすすめなのが、犬の餌による予防です。歯周病予防の犬の餌とはどんなものなのでしょうか。
それは、食べながら歯垢が取れるような仕組みになっております。形は歯との接触面積が広くなるような形状になっております。
噛み砕く時に、歯全体の歯垢が取れるようになっております。また、丸飲みができない大きさになっているのも特徴です。
丸飲みしないことで唾液が出やすくなります。唾液は歯周病を防ぐために非常に大切なので、犬の餌を食べながら唾液がたくさん出ることで、歯周病を予防することができるのです。
犬は人間よりも歯周病になりやすいと言われており、普段から対策をしてあげる必要があります。
歯磨きができればそれが一番理想的ではありますが、現実的になかなか難しい部分があります。その代わりとして、犬の餌による対策があります。
上手に活用しましょう。